デベロッパーの対応策1月に「激減する供給量と市場の縮小」で紹介したコリアーズの予測通り、第1四半期は供給量が激減しています。

さらに、その後に発生したコロナウイルス感染の影響も重なって、デベロッパー各社が最優先で注力してきた販売在庫の一掃も、売行き低調でなかなか思ったようにバックログが減らせないというジレンマに陥っています。

そんな中、第1四半期の結果を見て、大手デベロッパー各社も次々と住宅市場、特にコンドミニアム市場に見切りをつけてきているようです。

さて、この写真は最近の大手デベのプレス発表の一部ですが、以下、概略をまとめてみました。

1.サンシリ
昨年末で120億バーツのコンドミニアム完成在庫を抱えていて、今年はさらに250億バーツ相当のコンドミニアムが竣工引渡しを迎える。また、中国人バイヤーの激減で、外国人へのプリセールは2018年の140億バーツから2019年はわずか30億バーツへと4分の1以下に落ち込んだ。従って、今年はコンドミニアムの新規開発は減らし、将来、中国人バイヤーが戻ってくるまで、戸建て等の実需層向け低層住宅にシフトする。

2.オリジン
新規コンドミニアムに関しては、昨年の16プロジェクト、182億バーツから今年は4プロジェクト、79億バーツに減らす。とにかく市場は今、オーバーサプライで、新規プロジェクト開発は既存の販売在庫物件の価格より安くしなければ売れないので難しい。従って、今年はもっと多くのパートナーとのJVで
リスク分散していく。現在のコンドミニアム完成在庫は70億バーツある。

3.AP
今年は低層住宅を中心にやる。また、コンドミニアムの新規プロジェクトは、合計4つ、121億バーツ相当を売り出す(この内、2つが三菱地所とのJV)予定であるが、今のコンドミニアム販売在庫は436億バーツある。

4.SCアセット
コンドミニアムの新規開発は凍結し、タイ国内でのホテル事業と米国でのアパート事業にシフトする。現在、タイのコンドミニアム市場は供給過剰が激しいので、新しく用地取得する計画も全くない。

次回に続く

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