完成在庫推移予測先日、「CBREのポジティブな市場予測」でも書きましたが、CBREは時々、このようなちょっと能天気すぎるコメントを出します。

そして今回も、CBREだけが今年後半からコンドミニアム市場が急回復するというような、根拠のない楽観的なことをいっています。

特にこのMDは業界でも有名人なのですが、数年前にも、セレスアソークのプリセール時に、見え透いた提灯記事を書いて持ち上げていたので、「注目プロジェクト、Celes Asokeについて(その2)」の中で私は、「このセレスアソークに関して注意すべきは、販売会社であるCBREがプレス発表等でこのロケーションがスーパープライムであるとか、まるでアソークで最高であるかのように持ち上げているのですが、これはポジショントークであり、ややミスリーディングです」とコメントしたことがあります。

このように、ブローカーではCBREやプラスプロパティのコメントにはバイアスがかかっていることが多く、注意が必要だというのが私の実感ですが、一方で、独立系調査会社のAREAや国営銀行の調査機関であるREIC、そして民間ブローカーではコリアーズがニュートラルなコメントを出すので、参考になることが多いです。

それもあって、このブログでも私はAREAやREICの調査結果を頻繁に引用するようにしていますが、今回の記事についても読んでの通り、AREAやコリアーズが厳しい見方をしているのがわかります。

そしてデベロッパーでは、ランドアンドハウス、クオリティハウス、プルクサーなどが客観的で説得力のあるコメントを出すのに対し、アナンダやオリジン、APなどはややはったりを感じさせるポジショントークが多く、注意が必要だというのが私の個人的な印象です。

さて、そういうことを理解した上で今回のブルームバーグの記事を読んでいくと、事態は決して楽観できるような状態ではないのがわかると思います。

また、「2年分以上の販売在庫を抱えたデベロッパー」でこのAREAの予測表を付けて解説したように、今後、ランドアンドハウスのようにデベロッパーが新規プロジェクトを止めても、既存の進行中プロジェクトがこれから竣工してくるので、2022年になってもコンドミニアムの完成在庫だけでもまだ1万ユニット近くある可能性があるのです。

そういう意味では、最後のコリアーズのコメントは大袈裟とは思えないし、個人の中古物件の投売りなどは別として、少なくともデベロッパーの在庫一掃セールなどは、今の時点で焦って買わない方がいいと思うのです。

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