世田谷区昨日、「人気エリア、世田谷で空き家が増える訳」と題するプレジデントの以下の記事を読みました。

駅から1分離れただけでマンション価格が平米あたり1万8,000円も下がるのは何故か。
 
ヒントは「利便性」だ。通勤をはじめとする利便性について、妻が専業主婦で通勤は旦那1人なら多少の駅距離は許容できるが、2人とも働くとなると通勤はもちろん、買い物をはじめとする利便性が非常に重要になってくる。
 
東京都心7区(中央・千代田・港・新宿・渋谷・品川・目黒)の各駅から1分離れたときの中古マンション成約単価の下落率は、6年前は平米あたり8,000円程度だったが、2018年(5月末時点)では1万8,000円に拡大しており、この傾向には歯止めがかかりそうにない。
 
都心でも都市郊外でも、そして地方でも、あらゆるところでこうした駅距離による資産格差のフラクタル構造がみられる。時間の経過につれ、駅から離れたときの不動産価格下落カーブは今後さらに急角度となっていっても全く不思議ではないだろう。
 
新築マンションも同様で、その売れ筋は「都心一等立地」や「駅直結」「駅前・駅近」「大規模」「タワー」といったキーワードに代表されるマンション販売は比較的堅調だが、「駅遠」「郊外」といったマンションは売れにくく、マンション用地の仕入れも「徒歩7分」を超えると慎重姿勢を見せている。

コラム記事は以上ですが、これはバンコクのコンドミニアムについても当てはまります。ニューヨークやロンドンの場合、Park & Rideといって駅まで車を運転して行き、そこから電車でCBDに通勤する人も多いのですが、どこも渋滞するバンコクの場合、東京と同じく徒歩で駅まで行って電車に乗れることに大きな価値があります。

それに、バンコクでは専業主婦というのはあまり見かけず、ミドルクラス以上の家庭の大半が夫婦共働きなので、この記事にある現代の東京で暮らす人達と事情は全く同じです。

先日、「2019年の人気ロケーション、ベスト5(その7)」でDDプロパティの調査結果を紹介したように、バンコクでコンドミニアムを探すミドルクラスやアッパーミドルクラスの場合、駅に近いことがもっとも重要で、しかも、せいぜい400から500メートル(1分80メートルとして徒歩5~6分)以内という条件が付くこと、そして次に、職場に近い駅であることの2つが、住宅を選ぶ最優先事項となっているのがわかります。

特に、先進国と違ってまだ中進国のタイですから、現時点ではマストランジットシステムといわれる地下鉄を含む電車の路線はエアポートリンクやパープルラインを入れても5路線しかなく、そこに800万人ものバンコク都民が暮らしているわけですから、駅前とか駅近の住宅には東京以上の希少価値があります。

ただし、「都心でも都市郊外でも、そして地方でも、あらゆるところでこうした駅距離による資産格差のフラクタル構造がみられる」というところだけは、バンコクの場合、ちょっと違います。

次回に続く

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