whizdom6.例えば、スーパーラグジュアリーの場合、コンドミニアムの建設費用は土地代とほぼ同じ、ラグジュアリークラスの場合は土地代の1.3倍、メインクラスやエコノミークラスであれば、土地代の1.5倍から2倍となる。その上、プロジェクトの竣工後は区分所有者として売れ残った部分について、他のオーナーと同様に管理費用等の運営費用も負担しなければならず、これらの追加費用はデベロッパーにとって馬鹿にならない。

7.市場が縮小しつつあるコンドミニアムの開発にはこういうリスクがあるので、
この1、2年、デベロッパーはミックスユースという複合開発により飲食業等にも乗り出して、ビジネスのバランスを取ろうとしているのである。

すなわち、コンドミニアムの売行きが悪化し市場が急速に縮小しつつある中、デベロッパーはコンドミニアムの開発を取りやめにして、当面は取得した用地を抱え込んだ方がましだと考えているわけです。

実際、大手デベロッパーがここ1、2年で取得したCBDの用地などはかなり高値掴みをしているので、そのコストに見合う価格でコンドミニアムを今さら開発しても、ラグジュアリーブームはもう終わっているのでまず売れません。

その結果、デベロッパーはリスクの高いコンドミニアム市場への過剰な依存をやめて、
ここ数年、ミックスユースという住宅以外の不動産開発に展開しようとしている、というのが案外本当のところなのでしょう。

そういえば、プンナウィティのウィズダム101などを見ると、駅からあれだけ遠いのでは住宅だけ建設しても17万バーツ/㎡もの価格ではまず売れません。そこで、オフィスや店舗ビルも一緒に開発してエリア全体の付加価値を上げようとしているわけです。

しかし、半年ほど前に鳴り物入りでオープンした
ウィズダム101のショッピングモールですが、最近はお客もあんまりいなくて閑散としているようなことを聞きました。私自身もオープンした頃に1度行ったきりですが、やはり駅から遠いのでわざわざ行くほどのこともないと思い、それ以来行っていません。

ところで、以前読んだ記事では、タイのコミュニティモールの実に8割が失敗しているそうです。そういう意味では、
ウィズダム101も所詮、プンナウィティ住民のローカルモールなのかもしれません。

やはり、
駅から遠いところに無理やり作るミックスユースよりも、オンヌットやウドムスクのような駅前開発の方がわかりやすくてよさそうです。それに、東南アジア最大級ともいわれるザ・バンコクモールがウドムスクの駅前にできたら最後、ウィズダム101には閑古鳥が鳴くようになるのかもしれません。

このブログでも書きましたが、難しいことは考えず、CBDやダウンタウンならまだしも、ミッドタウンまで行ったら駅から200メートル以内を買え、というのが単純で無難だと思います。

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