Land Price Change以前、「10年で最大の値引き合戦が進行中!」で、デベロッパーの在庫処分セールで相当な値引きが始まっているという記事を紹介しましたが、あれはマスコミ特有の大袈裟な誇張でもなかったようです。

実は昨日、バンコクポストに載った記事を読む限り、いよいよバンコクの地価が下り始めたようです。

これまで、CBREのリサーチ部門は、今後もバンコクの地価が下ることはない、というコメントを毎回レポートで書いてきていたのですが、これが一転、この記事では相当数の地主が土地を売りに出してきていて、
買い手市場となった今、とうとう値下りが始まっているとのことで、今までの自信に満ちたコメントは何だったのか、という気にもなりました。

もっとも、今回は営業部門のMDのコメントであり、CBRE内部でもリサーチと営業では市場の見方に違いがあるのかもしれませんが…。


さて、この表は財務省が4年に1度見直す課税用の地価評価額ですが、前回が2016年だったので、2020年からこの新しい評価額に改定されるわけです。

この評価額は、日本の路線価と同様、実際の市場取引価格よりはかなりマイルドになります。4年前に私が調べた時は、確か2割から3割、市場価格より安いようなことだったと思います。

しかしそれでも、過去においてスクムビットなどは改定するたびに2割、3割と値上りしていたのですが、今回の評価では、だいぶん値上り率がおとなしくなっています。

私が思うに、2016年と2017年に急上昇したスクムビットの地価ですが、2018年には横ばい、そして2019年は下落ということで、結局4年間の平均で見ると、随分おとなしい値上り率になったということでしょう。

実際、バンコクの地価が2008年のハンバーガー危機(タイ人はアメリカ発のリーマンブラザースショックのことをこう呼び、一方で、自国のバブル崩壊がきっかけになったアジア通貨危機はトムヤムグン危機と呼ぶようです)の影響を受けて一時的に値下りしたのが、その翌年の2009年ですが、それ以来の値下りということのようです。

しかし、今回の場合、リーマンショックのような外的要因でなく、融資規制やタイバーツ高、家計債務の増加による経済不振といった、むしろ自国に起因することが原因で起こった市場低迷であり、案外根が深く、この不動産市場の低迷は長引くのかもしれません。


私は年初にブログや雑誌等で、今は
「待つも相場、休むも相場なり」の時であり、半年か1年は不動産市場の様子見をした方が良さそうだと書いたのですが、どうやら来年に入ってもまだまだ今の状況を引きずっていくような気がします。


ではまず、この記事の興味深いと思ったところだけ紹介してみますが、こんな出足で始まります。


No gains for Bangkok land  
First time in more than a decade 

バンコクの地価は10年ぶりに値上りが止まった

Bangkok land prices are expected to stay flat or drop this year for the first time in over a decade, largely because of the economic slowdown and the Land and Buildings Tax set to take effect early next year

バンコクの地価は前回の値下りから10年以上経って、今年は横ばいか下落となりそうだ。その主たる原因はタイ経済の不振と来年早々に施行される土地建物税である。


次回に続く

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