転換期3年前に最初の著書である「バンコク不動産投資」を上梓した頃は、まだ日系企業のタイ進出が続いていて、駐在員や現地採用の日本人エクスパットの全体数も増えていました。

そこで、「日本人に賃貸することを前提に投資すべきであり、
30㎡以下の1ベッドルームでは供給過剰で空室リスクが高い上に、日本人にも貸せないので買ってはいけない、できれば希少価値のある2ベッドルームを買うべき」と書いたわけです。

しかしその後、タイプラス1が喧伝されるようになり、日系企業のタイ進出も一段落。さらに、家族帯同でなく単身赴任の駐在員が増えてきたことから、
賃貸市場にも変化が出てきたわけです。つまり、以下のコメントにあるように、最近はサービスアパートでも1ベッドルームに対する需要が大きくなってきて、ほとんどフル稼働状態だというのです。

we are seeing more active demand for one-bedroom units which is different from what we have seen in the past. Two-bedroom units used to be more popular for expats moving to Thailand with their family. Now, many apartments are fully occupied for their one-bedroom units and the demand is still increasing
これまでは2ベッドルームに対する駐在員の需要が大きかったが、最近は1ベッドルームに対する需要が増えて、多くのサービスアパートで1ベッドルームの満室状態が続いている。そして、この需要はさらに拡大中である

ただし、誤解してはいけないのが、いくら単身赴任が増えたといっても、彼らはやはり30㎡台の1ベッドルームにはなかなか住まないということです。よほどロケーションがよく、しかも新築のきれいな物件であれば話は別ですが、普通は1ベッドルームといっても、日本人の場合、やや広めの40㎡以上の部屋の人気が高いのです。

従って、投資として購入するのであれば、数年も経つと新築プレミアムがなくなって空室リスクが高まる35㎡の新築物件を買うよりも、築5年ぐらい経っていても、そのロケーションの良さと住みやすい広さと間取りで今でも賃貸需要を維持できている、40㎡以上の1ベッドルームの方が、これからも空室リスクが低くお勧めということになります。

また、先のCBREのコメントにあるように1年で4%も日本人エクスパットが減ったということには、実はもっと大きな意味があります。すなわち、この統計はタイ政府が外国人エクスパットに発給した労働許可証の推移であり、当然、これには帯同している家族の数は入っていません。

そこで、最近は家族帯同者が減って単身赴任が増えているということも合わせて考えると、実際の日本人の数はもっと急激に減りつつあるということが見えてきます。


さらに、最近はプレビルドで竣工前に転売してその値上り益を狙う投資が失敗する可能性が高くなってきたことも考慮すると、我々は今、投資のクライテリアを脱日本人駐在員、キャピタルゲイン狙いから賃貸運用中心に、新築から中古へ、そして短期より中長期投資にシフトするべき転換期にきていると思うのです。

このブログが参考になったらシェアお願いします。
 

にほんブログ村 海外生活ブログ バンコク情報へ

にほんブログ村