香港バイヤー1これはつい先日も、「最新出口戦略:タイ不動産を物色する香港バイヤーを狙え」で書いたことですが、今、バンコクでも香港のバイヤーが急増しています。

しかし、もともと中国人投資家が買い始める前は、外国人でタイの不動産を一番多く買っていたのは香港人です。

大分前になりますが、「それでも香港投資家の勢いは止まらない?」と題して、香港バイヤーのタイ不動産市場でのプレゼンスについてCBREのコメントを紹介しました。結局、年初の彼らの予想を超えて、中国人バイヤーは香港人を凌駕してしまったのですが、実は香港人の買いは
コンスタントに続いています。

返還時にイギリスと1国2制度維持の合意ができているとはいっても、約束を守らない中国ですから、いつかは中国に取り込まれてしまうのではないかという危機感が香港人の中には常にあり、これが継続的なタイ不動産の買いにつながっているのだろうと思いますが、
最近のデモにより、その流れが再燃したというわけです。

実は、タイの不動産を買う外国人投資家の中で、意外に台湾人投資家も多いのですが、これも同じ理由からなのかもしれません。

この香港人の買いは、デモが鎮静化すればまた減少するという短期的なものかもしれませんが、それでも低迷する今のタイの不動産市場にとっては、恵みの雨ともいえる「特需」が始まったわけです。

もっとも、もし万が一、中国が軍隊を使ってデモを鎮圧するという天安門事件のようなことが起これば、香港人のタイ不動産購入はさらに拍車がかかることにもなるのですが…。

参考までに、以下はシドニーとシンガポールからのニュース記事ですが、香港バイヤーは今、オーストラリアやニュージーランド、そしてアジアではマレーシア、タイ、台湾の不動産を買っているというものです。

SYDNEY: Hong Kong buying enquiries for expensive
Australian and New Zealand homes have ramped up due to anti-government protests in the Chinese-ruled city, according to property agents and real estate data, as wealthy investors look for a safe haven.

SINGAPORE: Singapore’s housing market isn’t turning out to be the beneficiary many may have thought from Hong Kong’s increasingly fraught protests. Instead, investors are looking to cheaper property markets like Malaysia, Thailand and Taiwan.

ただし、基本的に外国人はすぐにはそこに住まず、当面は賃貸で運用する投資目的の購入がほとんどです。そして、これが増え続けると、誰も住んでない空室が至る所にあるのに、値段だけが高騰してしまって自己居住の実需層であるタイ人が買えなくなるという市場のミスマッチが起こってしまうことになります。

実際、一部ではそういうところも既に出てきているのですが、そうなるとタイの不動産市場は変化に脆い市場になってしまい、マーケットリスクの観点から、我々の投資先としても相応しくない市場になってしまいます。

従って、いくら香港人の特需があるといっても、今の販売在庫処分にはもってこいですが、最初から外国人投資家に依存した新規開発などは、これ以上デベロッパーにやってほしくないものです。

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