
ただし、先にも書いたように、これは私が限られた範囲のプロジェクト、主にスクムビットを中心とするプロジェクトを見てきた上での主観に基づいています。
従って、これに納得できない人も多いだろうし、間違っているところもあると思います。しかし、これまで数多くタイの不動産を見てきたつもりだし、このブログで紹介してきたニュースや調査レポートに基づく市場の評価も把握した上での評価であり、これからタイで不動産投資をする人にとって、ある程度の参考にはなるのではないかと思います。
これにいくつか注釈をつけるとすれば、以下です。
1.同じデベロッパーであってもプロジェクトごとでかなりバラツキがあり、全部一緒くたにして評価はできないので、敢えて大まかに3段階評価とし、◎が優秀、〇が平均的、△があまりよくない、で分類し、さすがに✖はつけませんでした。プロジェクトによっては、こんなのは絶対に避けた方がよいというものもありますが、それはコンサルティングの中で語る話であり、そこまでは踏み込んでいません。
2.郊外がメインになるエントリークラスやメインクラスについては、メトロポリスのようなプロジェクトを除き、基本的に日本人は買わない方がいいと思っているのでリストに入れていません。しかし、LPNやスパライは本来、このセグメントに強みを持つデベロッパーであり、優秀なデベロッパーだと私は思っています。
3.具体例としては、APの最高グレードであるアドレスシリーズはここ7~8年以内に竣工したもの、例えばスクムビット28や61のプロジェクトは、ファサードの経年劣化が少なくデザインもよくできているので、なかなかクオリティの高いものだと思いますが、それより前の築年数の経ったものはこれがアドレスかと思うほど平均的なクオリティのものが多くあります。
一方、APは最近、アドレスの新規開発はほとんどやらなくなったようで、むしろランク下のリズムやライフ、アスパイアを中心に開発しています。ハイクラスやアッパークラスに入るリズム、ライフはそれなりにクオリティがいいと思いますが、タイ人のユーザー評価を見ていると、その下のアスパイアは施工上のクレームが多いようです。その結果、このようにセグメントによって、私の評価も違ってきます。
以上ですが、日本に居てあまりデベロッパーのことを知らないという人は、これから不動産投資をする上での参考にしてもらえばと思います。

不動産による資産運用、優良資産の事ならプロパティエージェント
コンドの記事と重ねて、一戸建て購入の為、 Blog
を拝見しておりました。一戸建て、タイ人しか購入
出来ませんが、コンドと同じく転売する人が多いのは
驚きました。また、以前の日本と同じく、土地神話
信仰が強いには驚きました。こんな、不便な場所で
なぜ、土地の値段が上昇するのらや、都市として狭い、ソウルと同じなのでしょうか。
仰る通り、SCは高級志向が高いのですか、そこそこ
の販売、利益が出ており、富裕層の需要を取り込め
ているんでしょう。LH、売れる確信があるのか、値引きが少なく、だから高いROEを叩いているんでしょうね。各プロパティの収益構造も調べてみようかと思います。引き続き、宜しくお願い致します。