Big10過去25年にわたるタイのデベロッパーの開発実績、具体的にはこれまで供給してきた総戸数を基に、現時点でのビッグ10のランキングが独立系調査機関、AREAから発表されました。

ただし、これは住宅全体についてなので、コンドミニアムだけでなく一戸建てやタウンホームも含まれています。

従って、必ずしもコンドミニアムのビッグ10というわけではありませんが、今のタイの住宅市場にあって極めて大きな影響力を持つ、業界のガリバー10社だともいえます。

また、AREAのレポートを読むと、中小を含めると200社を超すタイ不動産デベロッパーが競う中、このガリバー達だけでプロジェクト全体の3割近い開発シェアを持っていることがわかります。

これは、日本のガリバーである大手5社、すなわち地所、三井不、住不、東急、野村に似ていますが、実はちょっと違います。

日本の大手5社は総合デベロッパーであり、住宅というよりもオフィス、ショッピングセンター、ホテル等の商業ビルを中心に開発するデベなので、その経験やノウハウの深さは住宅専業デベとは一線を画しています。

そういう視点で見ると、日本人にもお馴染みのターミナル21を開発し、モール専業のセントラルやエンポリアムのモールグループにも対抗できるランドアンドハウスや、センターポイントホテルのクオリティハウスのような総合デベロッパーは、顧客対応のCRMもしっかりしているし、施工面でも完成度の高い住宅を供給することから、以前、このブログでも「不動産デベロッパーに対するタイ人の評価ランキング」として紹介したように、タイ人の間で評価が高いのがわかります。

すなわち、タイの消費者は、施工やアフターフォローのしっかりした安心できるデベロッパーから買いたいと思っているのであり、我々投資家もブランドは重要ですが、ビッグ10といった事業規模にはそれほどこだわる必要はないと、私は考えています。

例えば、コンドミニアムの開発では、わずか数年前に参入してきた新参者のシンハーですが、実は長年、商業ビル開発をやってきている上場企業です。その彼らが初めて手掛けたコンドミニアムがエッセアソークなのですが、先日竣工したので見に行ったら、高級プロジェクトを得意とする他の大手に引けを取らない
デザインやクオリティーで、さすがだと思わせられました。

ところで、3、4年前までは10位のオリジンはここに入ってなかったのですが、時代の流れでしょうね。かつてそこにいた、サラデーンワンのようなスーパーラグジュアリーを得意とするSCアセットが今回は圏外となったようです。しかし、あとは順位に入れ替わりはあるものの、馴染みの深い常連メンバーが今も上位に君臨しています。

また、これからは中低所得層の実需でエントリークラスの物件がマーケットを牽引するとすれば、「アナンダのポジショントーク(その2)」で書いたように、こういうアフォーダブルなプロジェクトを得意としてきたLPNやプルクサー、スパライが今後地力を発揮してくるのではないかと思っています。

では次回、私の勝手な独断と偏見も混ぜながら、このAREAのレポートを解説してみることにします。

次回に続く

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