Segmentation7月に入り、下半期が始まりましたが、これからコンドミニアム市場ではどんなことが起こるのでしょうか。

日系デベロッパーに関していえば、上半期、セナと阪急阪神不動産のJVは積極的に新規開発を発表してきているし、それは住友林業も同様です。どちらかというと、遅れて参入してきた日系デベロッパーにはまだ既存の開発プロジェクトが少なく、従って完成在庫を抱えるリスクもあまりないので、先行した三菱地所や三井不動産のようなところとは、幾分、ビジネス戦略が違うようです。

ところで、私は年初に「これから狙うべきセグメント!(その1)」の中で、とにかく今年は不透明要素が多いので、半年か1年、様子見をするのがベストと書きました。

そして、以下のようにも書いています。
もう1年以上前から、私は日本各地のセミナー等で、ラグジュアリーコンドミニアムには勝ち組と負け組が出てくるようになりつつあり、以前のように売り出せばどれでもすぐに完売できる時代は終わった、と解説してきました。つまり、このセグメントは需要がそれほど拡大しないので、ある程度需要が満たされれば、その後は伸びが緩やかになります。
 そして、いよいよこのラグジュアリー及びスーパーラグジュアリー級の高級コンドミニアムの人気が下降局面に入るのが今年だと思います


さらに
これから狙うべきセグメント!(その3)」では、「最近の金利上昇と4月1日から始まる住宅ローン融資規制も、このアッパーからハイクラスのセグメントにとって短期的には大きなマイナス要因です。それは、この価格帯には投資目的や転売目的で買うタイ人が多いのですが、それが相当数減少することになるからです

現在、ラグジュアリーやスーパーラグジュアリーの高額物件が苦戦し、2年近く前に平均33万バーツ/㎡でプリセールを開始したトンロー駅前のエッセなどは、実際にはまだ半分程度しか売れてないような噂が聞こえてきます。

一方、トンローでプロパティパーフェクトと住友林業が売り出したハイドなどは、今までのような値付けでは売れないとわかったので、価格設定を随分抑えて売り出してきています。つまり、今のCBDや高級住宅地では、数年前のようにデベロッパーが鼻息を荒くして価格をどんどん吊り上げる時代は終わったということです。

従って今、サンシリのモニュメント、シンハーのエッセ、ランドアンドハウスのバンコク等、トンローで最高級といわれたプロジェクトは、販売面で今後の長丁場を余儀なくされています。もっとも、バンコクを代表するトンロー通りであり、しかも最高のスペックでもあるので、決して
悪いプロジェクトではないとは思うのですが…。

一方、アッパーミドルクラス向けのミッドタウンでも、プンナウィティ駅前のクインなどは、プリセール開始からかれこれ半年以上経ちますが、タイ人の投資や転売需要が激減してしまったことから、ここもあまり売れ行きは良くないようです。

このプロジェクトもロケーションがよく、ハイスペックでクオリティは高いのですが、
いくら駅前とはいえ、ミッドタウンで20万バーツ/㎡という強気な価格設定では、タイ人の実需層はついてこられないと思います。


すなわち、私が一番心配していたタイ人アッパーミドルクラスの購買意欲が、投資や転売が難しくなったために半減してしまい、今は15万バーツ/㎡前後の物件でさえも売れなくなってしまっているのです。


もっとも、「これからの市場の主役、中低価格帯(その3)」の中で「これからの市場の主役は中低価格帯である100万から500万バーツの物件に移ると予想され、中でも200万バーツ以下のアフォーダブルの比率が高くなります」と自分で書いたものの、だからといって、まさかこういうエントリークラスが市場の中心になるような時代がくるとは思ってもいなかったのですが…。


次回に続く


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