
これには私も必ず立ち合い、大体の予算を念頭にいろいろとデザイナーのアイデアを聞きながら、コンセプトを作っていきます。
例えば、ウォールマウントミラーだけでも通常ミラー、グレイ、ダークと大きく分けて3種類あり、それを部屋の向きや採光量を参考にしながら、明るいトーンにするか、重厚なトーンにするか決めていきます。また、眺望の素晴らしい部屋はそれを生かすプランにします。
さらに、壁はミラーにするかラミネートボードにするか、ビルトイン・クローゼットやシェルフの形状や表面材質選び、TVボードや物入のカウンタートップはマーブルストーンを使おうとか、デザイナーが次々とアイデアを出してきます。
もっとも、私はデザイナーではないし、基本的に生活感がある女性の方がセンスがあると思っているので、プランについてはほぼお任せにして、むしろ、完成までのスケジュールや工期、出来高払いの支払い方法、施工監理のための現場立ち合い検査の回数等、実務的なところを詰めていきます。
そして、デザイナーからCGを使ったプランが出てきたところで、Scope of Worksと照らし合わせて金額がリーズナブルであることを確認してから、工事請負契約に入ります。
ちなみに、私がざっくりとイメージしているのは、新築の場合、40㎡程度の1ベッドルームのフィッティングアウトでラグジュアリークラス仕様であれば、10,000バーツ/㎡(約140万円)、アッパーやハイクラス仕様なら7,000バーツ/㎡(約100万円)というところです。ただし、当然、これは使用する建材やデザインに基づく施工の難易度、部屋のサイズによって変わってきます。
そして、実は工事請負契約からが私の出番なのですが、大体のデザイナーが用意する契約書は、着手金が契約金額全体の7割とか、オーナーは施主なのにデザイン変更に口を出せない、施工にディフェクトがあってもステージペイメントを止められない(そもそも施工監理などやったことがないのでどこをチェックしたらいいのかわからない)、オーバーランした場合のペナルティ条項がない等、オーナーに非常に不利になっています。
従って、そういうのをいちいち修正するのは面倒くさいので、私の場合は一切彼女たちの契約書は使わず、最初からここに添付した私が自分で作った雛形に基づいて作成した請負契約を使わせることから始まります。
次回に続く
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