地価とコンド価格の推移タイの不動産バブルがきっかけとなったといわれているのが1997年のトムヤムクン危機(アジア通貨危機)です。

この経験から、タイ中央銀行も独自でこのグラフのような地価とコンドミニアム価格の推移を調査し、経済全体に大きな影響を与える不動産市場を監視してきています。

台頭著しい中国人投資家、そのリスクに備えろでも4回にわたって書きましたが、外国人の不動産投資がタイ経済全体に悪影響を与える可能性が出てきたことに対し、
既に警戒注意を関係業界に促してもいます。


そして今回、タイ人の不動産投資に対する引締めも打ち出してきたわけです。

今、これに対しデベロッパーや金融機関は2軒目でなく、3軒目以降の住宅ローンからにするべきとか、このLTVの施行はあと6カ月先延ばしするべきとか中央銀行に陳情しているそうですが、それだけ市場に与える影響も小さくないということだとも思います。

例えば、地下鉄MRT沿線のビジネス街、スティサーン駅周辺のコンドミニアムなどは、ここで働くアッパーミドルたちがウイークデイの間、この1ベッドルームを購入しそこで寝泊まりして働き、週末は郊外にあるマイホームに帰って家族と過ごすというケースが多いのでよく知られています。

そういう意味では、これは実需でもあるのですが、一律に2軒目を買う場合はLTV80%というルールが始まると、このような属性は良くても1軒目の自宅のローン支払いの負担で今は現金を持ってない、という人達が2軒目を買えなくなります。


また、住宅を借り換える人も今の自宅を売却してローンを完済するまで新居が買えないという問題が起こり、ここでも実需の購入にまで影響が出ることになります。

さらに、来年1月1日施行となると、既に2軒目の住宅をプレビルドで買ってしまっている人達の場合、竣工引渡し時に通常のダウンペイメント以外にさらに想定外でもある追加の自己資金が必要になるという問題も起こります。

タイ中央銀行は来月中旬には結論を出すといっていますが、いずれにせよ、今後は投資や転売目的の不動産購入に対する規制はさらに厳しくなっていくと思います。

CBREやAREAはこの件に関し、不動産市場にとっては中長期的には正しい措置であると肯定的なコメントを出しているものの、一方で短期的には不動産市場に悪影響が出ることも認めています。

購入予約権の転売狙いや賃貸運用しながら不動産投資をしようとする人達にとっては、「出口」が狭くなるということでもあり、リスクが高くなってくるかもしれません。

ถ้าเห็นว่าเรื่องนี้สนุกหรือมีประโยชน์ ช่วยกดนี้ให้หน่อยครับ

にほんブログ村 海外生活ブログ バンコク情報へ

にほんブログ村