
各デベロッパーの強気の姿勢が見えてきますが、玉石混交で買わない方がいいプロジェクトもあると思います。
その見分けが難しいですが、こういう時は次のクライテリアでスクリーニングするのがわかりやすいと思います。
1.ロケーション
2.クオリティ(間取り等のデザインと施工の両方)
3.ブランド(デベロッパー)
4.CRM(顧客関係管理)
AREAはその予想の中で、今後一部のデベロッパーはCRM(Customer Relationship Management)に注力するようになってくると書いていますが、そういうデベロッパーは信頼できていいですね。
また、昨年、チュラロンゴン大学が、住宅を買った、もしくはこれから買おうと考えている人達1,000人以上にアンケート調査したところ、タイ人消費者はデベロッパーの顧客対応やアフターサービスを重視しているという結果が出ています。
最近のアシュトンアソーク引渡し遅延の問題を見ているとCRMの重要性がわかります。当初、私はロケーションの良さからこのプロジェクトを一押ししていたのですが、今回の顧客不在の対応には失望させられました。
アナンダーの他の物件での問題点についてはよくある話?、それとも運が悪かっただけ?でも4回にわたって詳しく書きました。
特にアシュトンアソークは三井不動産との共同プロジェクトの中でも目玉といえる物件です。しかし、アナンダーは顧客に詳しい説明をしないまま、役所の許可が出ないから引渡しが遅れているのでキャンセルしたければ受け取ったお金は全部返します、という一方的な通知を出すという顧客不在の対応をしていてCRMが不十分です。
この件については大分詳細がわかってきたので、また後日このブログで明らかにしていこうと思っていますが、最近のアナンダーの株価急落からもわかるように、実はかなり深刻な問題になっています。