
さて、第3回目となる今回のセミナーで、バンコク都内の主だった投資候補地の話は終わったのですが、今回はこのようなマトリクスを使いました。
つまり、投資クライテリア設定で一番最初にくる予算のところで、今のバンコクコンドミニアム市場の現実認識がズレている人が少なからずいるようなので、このようなマトリクスを作成した次第です。
例えば、予算が1,500万円前後の人がプロンポンのソイ39やトンローのソイ55で物色しても見当違いであり、現実認識ができてないことになります。ソイ55から入った行き止まりのソイの奥で、築10年前後、30平米程度の中古ならありますが、私ならそんな物件を買うのであれば、このマトリクスのCかDでもっと広めの築浅物件を探します。
そういうことなので、いつになるか未定ですが、次の機会にはこれまでのようなジェネラルな話ではなく、予算ごとに投資家層を絞り込んだセミナーにするつもりです。実際、今回の東京でのセミナーでは当初定員20名に対し、その倍以上の50名近い参加者があり、急遽、午前と午後の2部構成に変更した次第ですが、だからといって、多くの人が集まればそれでいいというものでもありません。
というのも、参加者の予算がバラバラな場合、予算で3,000万円ある人が今回のメインフィーチャーであったエントリーレベル投資家向けのオンヌットの話を聞いてもあまり意味がなく、私ならソイ24、26、39、55といったストライクゾーンの築浅物件に直球勝負する方をお勧めするからです。
セミナーで私がいつも言っていることですが、30平米以下は買わない、最低でも35平米、できれば40平米以上の物件を買う、可能ならさらに希少価値のある2ベッドルームを狙う。しかもBTSスクムビットラインのアソークからオンヌット間の築浅中古、というクライテリアを設定すれば、おのずと投資家の層もエリアごとに限定されてくるはずなのです。
私の本、第5章にも書きましたが、日本人投資家の場合、グレードセグメンテーションで最低でもアッパークラス(平米12万バーツ以上)、できればハイクラス(平米15万バーツ以上)に投資すべきだと思います。
従って、次回はエントリーレベルの投資ではなく、この表のAとB群の投資家層、すなわちハイクラス以上のプロジェクトに投資できる2,000万円から3,000万円程度の予算を持つ投資家層に絞ったセミナーをやってみようと思います。
ถ้าคุณรู้สึกสนุกช่วยกดนี้นะครับ