ブラジル1
これは2日前のタイガーに載っていたコロナウイルスに関するロイターのニュースです。

現在タイや日本で感染が広がっている英国株の変異ウイルスは、最初のウイルスに比べて1.7倍の感染力があるといわれています。しかし、最近の科学者の研究では、P1と呼ばれるブラジルの変異株は最初のコロナウイルスの2.5倍の感染力があり、しかもワクチンに対する抵抗力も強いということです。


Brazil's P1 coronavirus variant, behind a deadly COVID-19 surge in the Latin American country that has raised international alarm, is mutating in ways that could make it better able to evade antibodies, according to scientists studying the virus.

ウイルス研究者は、南米で感染が広がっているP1と呼ばれるブラジルの変異株は、ワクチンでできた抗体を回避する能力を持つように進化しつつあるとして、世界に対して警告を発した

実は、このP1よりもっと感染力が強いのが南アフリカ変異株なのですが、現在ブラジルを始め南米全体で大量の死者を出しながら猛威をふるうP1は、急速に進化していてワクチンによっては効果が弱いものが出てきているとのことです。

"This is particularly worrying because the virus is continuing to accelerate in its evolution," he added. Studies have shown the P1 variant to be as much as 2.5 times more contagious than the original coronavirus and more resistant to antibodies.

P1ウイルスは進化のスピードをさらに速めていて、研究結果、P1の現在の感染力は最初のコロナウイルスの2.5倍もあり、しかもワクチンによって作られた抗体に対する抵抗力もさらに高くなっているという点が特に懸念される

まさに現代の科学技術とウイルスの進化との間での生き残りをかけた競争でもありますが、フランス政府はこのP1ウイルスが国内に入り込むのを防ぐべく、フランスとブラジル間の航空便を全便欠航させると発表しました。

下の表でもわかるように、現時点ではまだファイザーとアストラゼネカのワクチンはブラジル変異株P1に対しても有効性は高いようですが、ジョンソンアンドジョンソンはほとんど効果がないようです。しかも、ウイルスがさらに進化した場合、すべてのワクチンが効かなくなる可能性もあります。

そしてさらに怖いのが感染力の最も強い南アフリカ変異株ですが、現時点では60%台の有効性があるワクチンしかありません。もしこんなのがまた世界中で蔓延したらと考えると、コロナ禍はいったいいつ終わるのかという不安とともにうんざりもさせられます。

ワクチン効果1